概要
インドネシアは東南アジア最大の経済大国で、約17,000もの島々からなる世界最大の島嶼国家です。
多様な民族と文化、豊かな自然、急成長するデジタル経済など多面的な魅力を持ち、若い人口と豊富な労働力が将来性を支えています。
「インドス(インド)」と「ネソス(島々)」に由来する国名の通り、ジャワ島やスマトラ島、バリ島など有名な島々が点在。
宗教や民族の調和を重視する「パンチャシラ」の理念のもと、多民族・多宗教社会が共存しています。
日本との経済・人的交流も深く、技能実習や特定技能制度を通じて多くのインドネシア人が日本で活躍しています。
漢字表記は「印度尼西亜」ですが、略称として「尼」が多く使われています。

インドネシアの基礎情報
| 項目 | 内容・数値(最新) |
|---|---|
| 国名 | インドネシア共和国 |
| 首都 | ジャカルタ(新首都:ヌサンタラへ移転予定) |
| 面積 | 約192万km²(日本の約5倍) |
| 人口 | 約2億7,900万人(2023年) |
| 民族構成 | ジャワ人(約40%)、スンダ人(約15%)、他約1,300民族 |
| 公用語 | インドネシア語 |
| 宗教 | イスラム教87%、キリスト教10.4%、ヒンズー教1.7%、仏教0.7% |
| 政体 | 大統領制、共和制 |
| 国家元首 | プラボウォ・スビアント大統領(第8代大統領 2024年就任) |
| 通貨 | ルピア(IDR) |
| 主要産業 | 製造業(GDPに占める割合18.7%)、卸売・小売(同12.9%)、農林水産業(同12.5%)、鉱業(同10.5%)、建設(同9.9%)、物流・倉庫(同5.9%)、情報・通信(同4.2%)、金融・保険(同4.2%)、行政サービス・軍事・社会保障(同3%) |
| GDP | 11,790億USD(2023年世銀統計) |
| 一人当あたりGDP | 4,870USD(2023年尼政府統計) |
| 経済成長率 | 5.05%(2023年尼政府統計) |
| 失業率 | 4.76%(都市部:5.73%、農村部:3.33%、2025年2月尼政府統計) |
| 主要輸出入品 (2023年尼政府統計) | 輸出:鉱物性燃料、動物・植物性油脂等、非鉄金属、鉄鋼他 輸入:機械・機械設備、鉱物性燃料、工業製品 |
| 主要貿易相手国 (2023年尼政府統計) | 輸出:中国、米国、日本 輸入:中国、シンガポール、日本 |
| 在日インドネシア人数 | 173,813人(2024年6月現在 法務省在留外国人統計) |
| 在尼邦人数 | 14,934人(2024年10月現在 外務省海外在留邦人数調査統計) |
| 主要都市 | ジャカルタ、スラバヤ、バンドン、メダン |
| 加盟組織 | 国連、ASEAN、APEC、WTO、BRICS |
| 外交基本方針 | 国益を重視した独立かつ能動的な外交方針。 この外交理念に基づき、ASEANを重視した地域外交、国際的な課題への対応に積極的に取り組んできている。 |
| 経済方針 | 2045年までに先進国入りすべく国家を発展させていくとのビジョンの下、各分野の政策を推進する方針を掲げている。 |
| 軍事関連 | (1)予算 134兆ルピア(2023年。インドネシア財務省) (2)兵役 志願制 (3)兵力 正規軍40万4,500人(陸軍30万400人、海軍7万4,000人、空軍3万100人)(2024年) |
| 主要援助国 (2021年、DAC) | (1)日本 (2)ドイツ (3)豪州 (4)フランス (5)米国 |
在留インドネシア人数の推移
| 在留資格 | 2022年6月 | 2023年6月 | 2024年6月 | 2025年6月 |
|---|---|---|---|---|
| 全資格 | 83,169人 | 122,028人 | 17,3813人 | 230,689人 |
| 技能実習 | 39,177人 | 58,478人 | 87,090人 | 110,965人 |
| 特定技能 | 9,481人 | 25,337人 | 44,305人 | 69,537人 |
| 技人国 | 4,802人 | 5,984人 | 7,688人 | 9,514人 |
| 留学 | 6,330人 | 7,099人 | 7,203人 | 7,352人 |
※技人国・・・技術・人文知識・国際業務
※在留資格は一部の資格のみ掲載
2022年から2025年で全体としては約15万人増加しています。
際立っているのは特定技能の約6万人の増加と技能実習の約7万人の増加です。
インドネシアは技能実習制度での入国が根付いており、今後も育成就労での活躍が期待できます。
インドネシア人材の特徴と魅力
世界最大の島嶼国家であるため、島々や部族ごとの性格や風習が多種多様です。
インドネシアの宗教といえばイスラム教ですが、観光で有名なバリ島の島民の多くはヒンズー教であり、宗教や風習等々でジャワ島やスマトラ島の方々とは違う側面があります。
総じて言えることは、インドネシア人は明るく人懐っこい性格で、年長者を敬い、大らかで親切、勤勉で向上心のある国民性が特徴です。
日本文化との親和性も高く、現行制度下での失踪者数・失踪率も低水準。
今後ますます日本企業での活躍が期待される人材です。
人口構成と社会
インドネシアの人口は約2億7,900万人(2023年)で、東南アジア最大規模。
ジャワ人やスンダ人など約1,300の民族が共存し、多民族社会を形成しています。
平均年齢は約30歳と若く、都市部への人口流入が進み、ジャカルタやスラバヤなどの都市が経済の中心地として発展。
年長者を敬う文化や、家族・地域社会を大切にする価値観が根付いています。
産業構造と経済
インドネシアは豊富な天然資源を背景に、農業や鉱業が伝統的な主要産業です。
パーム油やゴム、コーヒー、天然ガス、石炭、ニッケルなどの資源が輸出を支えています。
近年は製造業や自動車・電子機器・繊維産業も成長し、ITやデジタル経済分野も急拡大。
電子商取引やフィンテック、スタートアップ企業の増加、若年層の活躍が経済成長を後押ししています。
観光資源と自然環境
インドネシアは美しいビーチや世界遺産、豊かな生態系など観光資源が豊富です。
バリ島は世界的なリゾート地として有名ですが、他にもジョグジャカルタ郊外に位置するボロブドゥール寺院やコモドドラゴンで有名なコモド島、ダイビングで人気のラジャアンパット諸島などもあります。
多くの活火山や熱帯雨林が存在し、独特な地形や固有動植物の保護活動も盛んです。
エコツーリズムや冒険観光も注目されており、自然と文化が調和した魅力的な国です。
インドネシアの気候は、年間を通して平均気温が26~30℃と安定しており、乾季(5月~10月)と雨季(11月~4月)の2つの季節に分かれる熱帯気候が特徴です
日本とインドネシアの技能実習制度
- 制度の概要
技能実習制度は、日本の産業現場で外国人が実務を通じて技術や知識を学び、帰国後に母国の発展に役立てることを目的とした制度です。
インドネシアは日本への技能実習生送り出し国の一つで、失踪率が低く、安定した人材供給が特徴です。 - 特徴・現状
インドネシア人技能実習生は勤勉で適応力が高く、送り出し機関の管理体制もしっかりしています。
失踪や犯罪の発生率が低いことも評価されています。 - 課題
他国と比べて失踪率は低いものの、現場でのサポートや情報提供の充実が今後の課題です。 - 両国の連携
日本側は受け入れ企業や監理団体、インドネシア側は送り出し機関が連携し、適正な人材交流を推進しています。
日本とインドネシアの特定技能制度
- 制度の概要
特定技能制度は、日本の人手不足分野で外国人労働者を受け入れるための新しい在留資格です。
インドネシアも主要な送り出し国の一つです。 - 特徴・現状
インドネシア政府は送り出し機関の管理を強化し、日本語教育や職業訓練を国内で実施。
技能実習修了者は特定技能へ移行しやすい仕組みが整っています。 - 課題
送り出し費用や現場でのサポート体制の充実、制度の認知度向上が課題です。 - 両国の連携
日本側は受け入れ企業や登録支援機関、インドネシア側は送り出し機関が連携し、円滑な人材交流を目指しています。
経済的・文化的意義と未来
技能実習・特定技能制度は、単なる労働力確保だけでなく、両国の経済協力や文化交流、相互理解の深化にも大きく寄与しています。今後もインドネシアと日本のパートナーシップは、より持続可能で強固なものとなることが期待されています。
当社のサービス
当社は技能実習制度の監理団体に長く在籍した元職員や役員を始め、外国人材との協業経験が豊かな人材が多数参画しています。
現在、ベトナムとインドネシアに力を入れております。
外国人材の導入や運営に関する経験や情報を得意としており、国内外のネットワークから得た最新情報のご提供、送り出しから受け入れまで一貫したサポートが可能です。
技能実習制度の監理団体、特定技能制度の登録支援機関、外国人材の導入を検討している方、そこまでは行かないけれど、興味がある方、お気軽にご連絡ください。
参考リンクまとめ
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